BIBOUROKU

にしけんだだだ

キングオブコント2019

遅ればせながら「キングオブコント2019」見ました。

全組素晴らしかったし、超面白かった。

と、同時にコントは進化しているなと思った。

www.king-of-conte.com

 

ゾフィーの腹話術の人形に居眠りをさせてで別の人格っぽさを演出すのには舌を巻いたし、GAGには容姿をいじる笑いに対しての彼らなりのアンサーを感じた。今回、一番好きだったかが屋のネタは人間の喜怒哀楽がこもっていて、本当に短編映画をみているようだった。

 

そして、優勝のどぶろっく。

単なる歌ネタではなく、しっかりミュージカル風のコントとして仕上げてきたのも素晴らしかった。2回目で単に同じテイストのネタではなく配役を変えてやる感じもポプテピピック感というかボブネミミッミ感あってよかった。

イチモツというワードのチョイス。あれは、ちんちんではいけなかったんだと思う。これがどぶろっくのルックスと声のよさと合間ってすごいよかった。どぶろっく、日本一「イチモツ」が似合う。

 

最後神様の格好で顔ぐっしゃぐしゃに泣きながら「涙じゃありません我慢汁です」といったどぶろっくが印象的だった。10年前くらいから見てたあらびきスターの優勝にもらい泣き、いやもらい我慢汁してしまった。下ネタの歌ネタ芸人としての生き様を見せつけた感じがして、納得の優勝だったと思う。

 

多分、コントというものの審査はめちゃくちゃ難しくて、今回の審査員が期待していた「爆発が欲しかった」というコメント。これはコントは演劇ではなくてお笑いなので、という事なのだろうなとも思う。でもそればっかりだとコントでしかだせないシュールな空気感はこういう大きな舞台で見られないのだ。なんならそういうものをコントのファンは求めているんだろうけれども。

 

だからこそ、バナナマン設楽さんの技術面をしっかりみているコメントがすごく冷静で的確でよかった。かが屋の時なんてちょっとガッツポーズしちゃったし。

 

審査員は変えた方がいいんじゃないかとも思うんだけど、今朝のニュースで東京03の飯塚さんを入れろって声に対して「俺は飯塚さんが叩かれるの嫌だから、飯塚さんに入って欲しくない」って意見がまさに東京03のファン!って感じで笑ってしまった。僕も飯塚さんが叩かれたらやだなーって思うし。

 

news.livedoor.com

あと、放送終了後の打ち上げの顔がすげえよくて、こんな顔されたら審査員変えろって言いづらいよーってもどかしくなってしまった。すげえいい写真なんだもん。

 

 

 

来年はどうなるんだろうな。キングオブコント2020がめちゃくちゃ楽しみだ。