「99.9」で可愛い榮倉奈々が戻ってきたよ。
99.9が終わってしまった。松潤主演のドラマとしてそこそこ期待も高かったと思う。しかし、このドラマで最も輝いていたのは榮倉奈々だ。榮倉奈々ちゃんだ。奈々ちゃん。僕は今、録画を見直しながら奈々ロスにかかっている。
僕が榮倉奈々ちゃんを発見したのは「SCHOOL OF LOCK」内の1コーナー「GIRLS LOCKS」初代のメンツであった。
中2の時代にバンプアジカンにバシバシ影響を受けていた僕にとって、高校時代に「SCHOOL OF LOCK」なる番組がスタートしたことは、僕を狂気させた。
初回放送のやましげ校長とやしろ教頭のたどたどしさには、おいおい大丈夫か、とも思っていたが、とにかく結構聴いていた。受験期のお供だったし、リスナーと完全に同世代だった僕は彼らにバッシバシ共感していた。
10年後、まさか会社でまたこの番組が残業のおともになるなんて思いもしなかったが、それはまた別のお話。
奈々ちゃんの話に戻る。
このスクールオブロックの人気コーナー「GIRLS LOCKS」は週替わりで女子生徒として女の子が登場するのだが、初期のメンツは香椎由宇、堀北真希、栗山千明様、貫地谷しほり、そして、榮倉奈々ちゃんだった。
名だたるこのGIRLS LOCKSのメンツの中で、抜群の存在感を得ていたのが、2週目担当、奈々ちゃんであった。当時、ばりばりの中3男子にとって、ドストであった。
こんな感じだ。
破壊力がやべえな。
圧倒的なかわいさをラジオで発揮しながら、奈々ちゃんは「プロポーズ大作戦」「メイちゃんの執事」といったコメディに出演していくのだが、だいたい気が強い役ばかり回されて「もー!なんだよー!」という顔がトレードマークになっていった。そして、女優の仕事が多くなっていくにつれ、「」シリアスな役が増えて泣きの演技の演技が増えていった。奈々ちゃんはいつの間にか、「奈々さん」になっていた。
「黒の女教師」ではバリバリのダークヒロインとして、バッチバチの演技で、シリアス榮倉奈々、そして、黒い榮倉奈々の真骨頂を見せたのである。
黒い榮倉奈々といえば、彼女はもともとちょっと色黒である。
ここで、adidasのCMを見て欲しい。
榮倉奈々、いったいどうしたんだ。完全にアスリートではないか、実業団の陸上部の顔をしているではないか。
さらに、この写真を見てほしい。
榮倉奈々、いったいどうしたんだ。 完全に迷走しているではないか。アートの人の顔をしているではないか。
榮倉奈々のその後に一抹の不安を抱いていた、この4月。「99.9」というドラマがスタートした。
弁護士の話、しかも刑事事件担当。登場シーンから気が強く眉間に皺を寄せている。正直またいつもの役だなと思った。。
しかし、一見いつもの榮倉奈々なのだが、どうやら様子がちがう。今回の奈々さん、プロレス女子だ!まじか!最高じゃないか!
「オカダ」のうちわをデスクにかけている、ここでのオカダはもちろん岡田准一ではない。オカダ・カズチカである。犯人に十字を極めて、「イヤォ」とその叫ぶその姿、完全に僕らの可愛い榮倉奈々が帰ってきた。
ドラマがすすむにつれ、彼女のプ女子としてのキャラクターもどんどん掘り進められ、さらにツッコミ役としてもかなりの間とキレを有している。
この顔芸である。そう、彼女はコメディアンヌとして、一流なのである。
そして、コメディをやっている時の榮倉奈々ちゃんは可愛いのである。
今までのシリアス路線はこのための助走だったのだ。
そして、シリアス期を経て完成された魅力が今の榮倉奈々ちゃんにはある。そう、今のところ、無敵だ。
榮倉奈々ちゃんの今後に期待!!そして「99.9」の続編に期待!
デルタポップ vol.31 ~9th Anniversary~
デルタポップというアニソンDJイベントでDJする。
デルタポップ9周年だ。
九州で生まれたイベントの9周年。
9年。デルタポップの初回の年に生まれた子は小学3年生だ。まだまだ鼻水を垂らしながらグラウンドを走り回っている頃だ。
イベントの初期の頃はやっぱりハルヒがバリバリ流行っていて、あの頃はまだメンバーも今みたいな人数じゃなくて、、、みたいな前回までのあらすじは先輩DJにお任せして、最近のアニソンイベントの話をしたい。
デルタポップはアニソンイベントだ。とは言っても、かかっている曲はアニメの主題歌だけではなく、挿入歌も、キャラソン、アニメではないが特撮の曲もかかる。ゲームで使われた曲も、ボカロもかかる。今のトレンドはソシャゲの曲とミュージカル曲。
最近は、もはやアニソンだけでなくなってしまったDJイベントを「サブカルDJイベント」というらしい。サブカルイベントって聞くと、フリッパーズギターとかスチャダラパーがかかっててオーラスで今夜はブギーバックを大合唱!みたいなのを僕は想像してしまうので、あえて原点である「アニソンイベント」という言い方をしたい。
今、アニソンイベントは本当にいっぱいある。アニソンDJも増えた。それぞれ個性がある。そのなかでデルタの個性、およびデルタDJの個性とはなんだろうと考えた時、新曲から古い曲、キラーチューンもよそでは絶対かからない曲もかなり網羅している点ではなかろうかと思っている。お客さんにもいろんな人がいて、様々な趣味嗜好がある。これらのニーズにできるだけ応えていこうとしていった結果、こうなっていったんだと思う。
あらゆるジャンルの曲がかかって、客も様々な曲を求める昨今のアニソンイベントの現状で、すべての客を楽しませようとするのはかなり難しい。とはいえ、曲のせいにしてはならない。パーティーの雰囲気が大事だ。何よりDJがカッコよくなければならない。
今回の9周年、僕はレコードを使ってDJしたいと思っている。
別にバリバリにスクラッチするとかいうわけでもないし、レコードの方が音がいいから、とかそういうわけでもない。レコードでDJしてるやつの方が単純にかっこいいと思うからだ。かっこつけたいからだ。
あと、アニソンのレコードでのリリースがもっと増えてほしいという願いもある。
今回、アニバーサリーということもあり、メンバーも気合が入っている。ぜひ9周年を迎えた今のデルタポップを見に来てほしいと思う。僕以外のDJもめちゃくちゃかっこいいので。
デルタポップ vol.31 ~9th Anniversary~
http://twipla.jp/events/193253
http://deltapopfukuoka.blog50.fc2.com/blog-entry-349.html
2016年5月5日(木・祝) 14:00~22:00
料金 \2,000(1ドリンク代込)
会場:Kieth Flack 1・2F(福岡市中央区舞鶴1-8-28/092-762-7733)
DJs
魚住太郎
LEEDAR
soup
tomoki
コータ
イシケン
ニシケン
未央
taka-shing
ユリア
VJ
シンジロ→
今度のデルタで絶対かかる曲の話をしたい。和田光司さんのButter-Flyという曲だ。当時、それこそ9歳だった僕は、和田さんが主題歌を歌っていた「デジモンアドベンチャー」にバリバリにハマっていた。デジモンをバトルさせたり育てたりもしていた。Butter-Flyはそれこそアニソンのマスターピースだと思っている。デルタポップでも幾度となく流れていた。聞いたことのない人であっても、この曲アツさを感じられる曲だと思う。きっと、この曲もデルタポップのどこかでかかる。この曲のアツさをみんなで感じてほしいと思う。
酷評って聞いてたけどめちゃくちゃおもしろかったぜ「バットマンVSスーパーマン」
見てきました。
いやー大満足でした!
アメリカの2大ヒーローの共演のアクション大作ともあって賛否両論を巻き起こしている今作ですが、僕は圧倒的に「賛」です。
前提として、僕はバットマンが大好きなんですけれども、バットマン好き目線からの独断と偏見であんまりネタバレしないように感想を述べていきますね。
念のため、前提として、これはスーパーマンの映画「マンオブスティール」の続編です。
バットマンについては、「バットマンビギンズ」から始まる前3部作とは全く切り離されて作られておりまして、お話が続いているわけではないので前三部作やティムバートン版バットマンを先に見ておく必要はないかなと思います。まあ、強いて言えば「ダークナイト」は今作のテーマ的な部分では共通する部分がありますし、間違いなく文句なしの傑作なので、見ておいて損はないです。
ですが、このおじさんバットマンがカッコイイんすよ。すっごく。
まず冒頭。ホラー映画のメソッドで悪人や警察の視点からもバットマンの脅威、恐怖を表現したシーンにはゾクゾクです。
ウェイン家の秘密基地のズラーッと並んだ機械群が出てくるだけでも、僕のテンションは終始ガン上がりだったわけですけれども、バットモービルが今回もかっこいい。無双とも言うべきバットモービルが大活躍するシーンでは、「うおー!」とならざるを得ません。
そして、クライマックスのまさに光と闇の果てしないバトル(まるしー仮面ライダーBLACK RX)のVSスーパーマンのシーンではその名の通り超人的なパワーも持ったスーパーマンに対して、テクニックを駆使して戦うバットマンには「人間ナメんな!」イズムを感じてシビレ散らかします。
そして、今回の執事のアルフレッド。有能すぎます、化け物じみてます。何者なんだあの人は。
というわけで、バットマンがとにかくカッコイイ映画でした。おすすめです!!
火星DASH村より火星ホームアローンを推すぜ 映画「オデッセイ」
映画「オデッセイ」見てきました。
あんまりネタバレにならないように感想書きますね。
感想を先に言ってしまうと火星ホームアローンでした。最高でした。
ストーリーは火星で探索をしていたら事故で一人になってしまったので、なんとか地球に帰ろうとするっていうお話です。
行って帰ってくる映画。単純明解だね。
これみんなちょっと勘違いしているかもしれないけれど、予告版でやってるような絶望感全開なヘビーな映画じゃなくて、もっとポップで笑える映画なんですよね。
予告で身構えてしまったせいで、序盤の笑えるシーンでもそんなに笑いは起きてなかったようで、僕の笑い声だけが劇場に響きわたるという現象が起きてしまいました。僕のせいじゃないよ、予告のせいだよ。
なんでこんなにポップな映画になっているのかと言うと、結構絶望的な状況なのに、その張本人がすっごいポジティブ。火星に置いてけぼりなのに「うわー、置いてけぼりにされちまったぜ、しゃーねーなー、いっちょやったるぜ!」なイズムがバリバリです。そんなわけで火星ホームアローン。まあ、ホームアローンともまた違うんだけど。笑
こんな状況においてもポジティブじゃないと宇宙飛行士なんかなれねえよっていうのが結構変に説得力を生んでます。
火星DASH村 ってハッシュタグをTwitterのオデッセイ公式アカウントがつけ始めたときは、おいおいなんだそんなわけねえじゃねえかよと思いましたが、実際見てみると、そんなにDASH村なシーンはないんだけど(いやまあ、あるんだけど)、いっちょやったるかイズムの点では、ああなるほどなって思いました。納得です。
地球でNASAの偉い人が「火星に一人ぼっちの状況じゃ絶望しているに違いない」みたいなことを言ってるんだけど、
本人は「こんなクソダサディスコ音楽じゃ全然生きていけないぜHAHAHA」って余裕バリバリで、この考えの対称的なシーンが映画全体を象徴しているんだと思いました。
しかもこのディスコ曲達がなかなかにいいチョイスでして、
それぞれの歌詞がまた内容とリンクしているので、気になった方はこちらをご参照くださいませ。
時期的にはたまたまなんだろうけど、最近ラジオでめちゃくちゃかかってたせいもあって個人的にはDavid BowieのStarmanにグッときました。
まとめると、
みんな大好きマッドマックスの「行って帰ってくる」映画で
みんな大好きガーディアンズオブギャラクシーの「ディスコ」の映画で
みんな大好きゼログラビティな「宇宙」の映画でした。
いうまでもなく、オススメです!!!
小説「フクハウチ」
目が覚めるとそこは森の中だった。
自分が誰なのか思いだせない。記憶がなくなっていた。
ポケットの中にメモ紙があった。そこには「フクハウチ」の文字。
どういうことなのだ。どういう意味なのだ。わからない。
ジャケットには「SUZUKI」という刺繍がなされていた。僕の苗字はどうやらスズキというらしい。
わけもわからぬまま森の中を歩いていると、髪を銀に染め、やけに派手な男前がいた。しかし着ている物はボロボロにやぶれ、男前の顔も傷だらけだ。
どこかで見たことがある思い出した、菅田将暉だ。auのCMで鬼の役をやっていた男だ。
どうやら僕は自分のことに関すること以外は覚えているらしい。
「おい!お前!どうしたんだ!!」
「ううう、すまない。ちょっと、手伝ってくれないか。」
僕は菅田将暉に肩を貸し、彼が生活しているというアジトに連れて行った。
そこでは鬼龍院翔、鬼束ちひろ、椿鬼奴、団鬼六、大仁田厚、おにぎりせんべい、、、あらゆる鬼のつくモノ達がが肩を寄せ合っていた。
「この国ではオニ族とフク族が仲良く暮らしていたのだが、ある日突然「鬼は外」の合言葉の下、迫害され、住んでいる町から追放されてしまったのだ。そして我々オニ族はこの森に逃げてきたのだ。全てはフク族のせいだ。」
なんだこの世界は。オニ族って単にこじつけじゃないか。こんなことがあっていいはずがないじゃないか。
絶望に打ちひしがれながらこの世界の状況をつかむため、町に向かって歩いていると黒服の男が走ってやってきた。
「あー!!なにやってたんですか!!!
どこにいたんですか!!王子!!!」
王子??僕が王子だと??
自体がよくわからぬまま、車に乗せられた。
やけに大きな車の中で黒服はこう言った。
「あなたがオニ族を追放したおかげで我々の王国も安泰でございます。ありがとうございます福様」
福様………..。
僕は全てを思い出した。
僕はオニ族を追放したフク族の王子。
フクハウチ。
フクはウチ。
フク=ウチ。
福はウチだったのだ。JKがよく言う「ウチら」のウチだったのだ。
鈴木福。
それが僕の名前だった。。。。
なんてこったい。
こんなしょうもないオチ。。。。
しかも、これが節分に全然間に合ってないだなんて。。。
虫歯の逆襲 〜序章〜
歯が痛い
そう、歯が痛い。
25年間甘党として人生を生きてものにとって、糖分は切っても切れない腐れ縁の不良の大親友のようなモノである。それはそれはドンピシャの文字通りに甘えてしまっている。甘えてしまっているがゆえに、この糖分という大親友が、とんでもない友人を連れてやってきても家に入れるのを断ることのできないのである。
糖分のとんでもない友人とは、そう虫歯だ。
今僕は、過去に一度、克服したもののまた彼と戦わざるをえなくなってしまったのである。
虫歯の逆襲である。虫歯リターンズである。
発端は先日、僕がジャケ買いしてしまい、以降、完全に虜にされてしまったわるきー、、、もといミルキーの新商品、魔法のミルキーを食していた時のことであった。
ミルキーの味覚はそのままにそのソフトな食感と中から溢れ出るカシスの風味に酔いしれていたのであるが、途中で違和感を感じ、口から出すと、そのミルキーに僕の差し歯が繭をまとっているかのごとく、包まれていたのである。
この取れてしまった差し歯は前歯である。まあ、前歯とはいえ、僕の歯でWセンターを担っている二本の歯はしっかり健在である。念のため。
取れた前歯は乃木坂46でいえば、橋本奈々未や生田絵梨花が担っているポジションであり、将棋でいえば金将のポジションである。ここが欠けるとビジュアル面でも、守備の面でもかなりのハンデを背負ってしまうことになってしまう。
僕は取れた差し歯をカポっとはめ、ことなきを得たのであるが、いかんせん一度取れてしまった差し歯は取れやすくなっているため、すぐに取れてしまうのだった。
何度よりをもどそうとしても結局うまくいかない別れたカップルのような関係になってしまった。悪いのは僕のせいだ。いくらミルキーの誘惑があったとはいえ、大事にしていなかった僕のせいだ。なんど元どおりになったと思ってもすぐに離れていってしまう。ある種の空虚な感覚に襲われてしまう。
ここで一つ白状おかねばなるまい。僕は一度取れてしまった差し歯がスポッと取れることがいつのまにか快感になってしまっていた。そして、ついつい自分でスポッと手で抜いてしまうのだった。おい!やっぱり自分のせいじゃないか。
自分の手でついつい抜いちゃうなんて思春期の中学生じゃあるまいし!
かくして、僕は落ち度100パーセントの状態で歯の痛みに苦しんでいる。まぎれもなく自業自得である。
明日は歯医者の予約を入れた。僕はウィイイイイイイイインとかキイイイイイイイイイイイイなどと人間が不快に感じるようにしかできていない音を聞かなければいけないのだ。
さあ、本当の地獄はここからだ。
「道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48」がなかなかの問題作だった。
「道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48」
見てきました。
結論から言わしてもらえば、「違うよ!僕が見たかったのはこんなんじゃない!!思てたんとちがーう!」でした。
AKB、乃木坂、Perfumeって他のアイドルのドキュメンタリーを見たんですけど、その3本と比べるとどれもなんか映画として、それぞれ劣っているというか。
乃木坂46のドキュメンタリーと比べて
乃木坂46のドキュメンタリーでは初期から現在までの軌跡を描いてて、内気な少女たちがアイドルとして成長していく過程を画面から感じたんですが、この映画は序盤こそ、NMB48がどのように生まれたかをやってるんですけど、メインは2015年のNMB48。
立ち上げ当初は「完成したものではないと大阪の人にはウケないのでこのプロジェクトは失敗するかもしれない」とまで言われてるんですけども、いつのまにかNMB劇場は満員になってたんですよね。
完成されてないものを完成させるために、チームで努力するところが見たかったんですが、そこも全く登場せず、、という感じで。
今回のNMBの映画では、この「成長」の過程が描かれていなかったように思いました。
Perfumeのドキュメンタリーと比べて
この映画は、ある4人に焦点を当ているんですけれども、その4人に焦点を当てすぎているせいか、焦点の当たっていないメンバーはほぼ登場しないに等しくてですね。ファンとしては、もっと他の子も映してよっていう。
それと、次世代アイドルの子2人のライバルの構図を描いているシーンがあるんですが、片方にばっかりカメラが付いているせいで、そのライバルがヒールとして映ってしまっているのも気になりました。
Perfumeのドキュメンタリーではもう何度も何度も円陣を組み、チーム一丸になってストイックにライブを完成させようとする姿が見られたんですが、今作ではNMB48のチームとしての結束がそんなに見られなかったんですよね。それぞれ個人ばっかりの活動が出てしまっていて、NMB48というチームをキャプテン山本さんひとりが背負っていっている印象すら受けまして、円陣組んで「よっしゃいくで!」みたいなシーンがあってもよかったのではないかと思いました。
過去のAKBのドキュメンタリーと比べて
今作はアイドルの闇にそれはもういやというほどフォーカスを当てていて、AKBのドキュメンタリー第2弾以降の作風がその路線なんですが、闇の中で頑張っている姿を描いているAKBのドキュメンタリーに対して、今回の映画は頑張っているシーンが少なくてですね、ただ闇を描いておしまい、みたいのもちょっと残念なポイントの一つでした。
スキャンダルに揺れながらなんとか協力するシーンや、ライブの裏で過呼吸になりながらも表舞台に立とうとするシーンを描いたAKBの映画と比べると、今作は闇の内容も弱くてですね。選抜に選ばれないっていうのは運営側の事情であって、努力うんぬんの問題じゃないやんって思うんですよね。現に努力していなくても選抜に選ばれるメンバーはいるわけで。
支配人が初期メンなのに何度も一度も選抜に選ばれていない子を一人で会議室に呼び出し、「やれんのか?やれんのか?」と詰めて、選抜入りを決めるシーンがあるんだけど、「なんでそんなに尋問するの?みんなと一緒に発表されたほうがいいんじゃないの?」って思いました。
その他、気になった点
今作ではアイドルドキュメンタリーには珍しく「おじさん」がかなりでてくるんですけれども。グラビア撮影のシーンでカメラマンにカメラが向いていたりとか、ヲタの方が一生懸命モバイルに番号打ち込んでるシーンがあったりだとか。しかもそれぞれ「我」が強くて、ちょっと胃もたれしそうになりました。おじさんじゃなくてメンバーもっと映してやってよ。おじさんを見るためにお金払ってるんじゃないんや!って思いました。
最後の方で辞めていったメンバーがTBSラジオでADとして働いているシーンがあるんですが、その子がアイドルをやっていたころよりいきいきとしていて、「アイドルなんて辞めた方が幸せなんじゃないか」とまで思いました。暴論ですが。
もちろん、同時公開のHKTと興行収入とかの点で比べられてしまうと思うんですが、暗くて何度も見たくなるタイプの映画ではないので不利なんですよね。そこもまたかわいそうだなあと。
最後に
まとめると、この予告みたいのが見たかったんや僕は!!!!!!!!!!!