火星DASH村より火星ホームアローンを推すぜ 映画「オデッセイ」
映画「オデッセイ」見てきました。
あんまりネタバレにならないように感想書きますね。
感想を先に言ってしまうと火星ホームアローンでした。最高でした。
ストーリーは火星で探索をしていたら事故で一人になってしまったので、なんとか地球に帰ろうとするっていうお話です。
行って帰ってくる映画。単純明解だね。
これみんなちょっと勘違いしているかもしれないけれど、予告版でやってるような絶望感全開なヘビーな映画じゃなくて、もっとポップで笑える映画なんですよね。
予告で身構えてしまったせいで、序盤の笑えるシーンでもそんなに笑いは起きてなかったようで、僕の笑い声だけが劇場に響きわたるという現象が起きてしまいました。僕のせいじゃないよ、予告のせいだよ。
なんでこんなにポップな映画になっているのかと言うと、結構絶望的な状況なのに、その張本人がすっごいポジティブ。火星に置いてけぼりなのに「うわー、置いてけぼりにされちまったぜ、しゃーねーなー、いっちょやったるぜ!」なイズムがバリバリです。そんなわけで火星ホームアローン。まあ、ホームアローンともまた違うんだけど。笑
こんな状況においてもポジティブじゃないと宇宙飛行士なんかなれねえよっていうのが結構変に説得力を生んでます。
火星DASH村 ってハッシュタグをTwitterのオデッセイ公式アカウントがつけ始めたときは、おいおいなんだそんなわけねえじゃねえかよと思いましたが、実際見てみると、そんなにDASH村なシーンはないんだけど(いやまあ、あるんだけど)、いっちょやったるかイズムの点では、ああなるほどなって思いました。納得です。
地球でNASAの偉い人が「火星に一人ぼっちの状況じゃ絶望しているに違いない」みたいなことを言ってるんだけど、
本人は「こんなクソダサディスコ音楽じゃ全然生きていけないぜHAHAHA」って余裕バリバリで、この考えの対称的なシーンが映画全体を象徴しているんだと思いました。
しかもこのディスコ曲達がなかなかにいいチョイスでして、
それぞれの歌詞がまた内容とリンクしているので、気になった方はこちらをご参照くださいませ。
時期的にはたまたまなんだろうけど、最近ラジオでめちゃくちゃかかってたせいもあって個人的にはDavid BowieのStarmanにグッときました。
まとめると、
みんな大好きマッドマックスの「行って帰ってくる」映画で
みんな大好きガーディアンズオブギャラクシーの「ディスコ」の映画で
みんな大好きゼログラビティな「宇宙」の映画でした。
いうまでもなく、オススメです!!!