BIBOUROKU

にしけんだだだ

「雨と雨の間走って通れるから」って忍者かよ有村架純!!

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」を見ていた。

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旬の若手俳優大集合の月9!「有村架純が可愛い!高良健吾はかっこいい!」できゃっきゃしてはしゃいでいたのだが、ストーリーはかなりヘビィだ。

 

まず、有村架純の境遇が辛い。

親が死に、身寄りのないところを柄本明に拾われるのだが、ド田舎で安田顕演じる田舎の金持ちと結婚させられようとしている。ここでの柄本明はなかなかにひどい義父だ。なんでこんなことするんだ!!もっとおいしいものとか食べさせてあげなさいよ!!

 

印象に残ったのは喫茶店でのシーン。

「君、あの娘と喋ってただろう」と店主に聞かれザ・田舎の会報に載っている盟主の安田顕が紹介され「あの娘はこの人と結婚するんだよ」と言われる。

この田舎コミュニティでは人間関係のすべてがオープンにされ、このこでの最大のステータスは地元の金持ちとの結婚だ。

「おお、こわ!」(©ガリガリガリクソン

 

圧倒的なまでの描写力でここまで田舎というコミュニティの残酷さを描き出しているのだ。脚本は「最高の離婚」とか「問題のあるレストラン」の人との事。さすがだ!

 

ヘビィすぎて親子丼を食べながら若干うへえとなっていたのだが、ファミレスで散々高良健吾といちゃいちゃして、雨のなか帰るとこで「傘いらないんですか?」と聞かれた後の有村架純のセリフに完全に救われた。

 

「雨と雨の間走って通れるから!」

どこの忍者だよ!!と満面の笑顔でつっこまずにはいられなかった。いや、この忍者っぷりは映画「モテキ」での長澤まさみ先生の「ここらへんでドロンしまーす!シュッシュ!(手裏剣の動き)」クラスである。

 

ストーリーの中で「引越し屋さん」の高良健吾有村架純を東京へおくり届け、「引越し」に成功する。

 

次回も大変楽しみである。